腰痛
腰痛は世界的に見ても多くの方が悩まれる症状です。厚生労働省の平成22年におこなわれた自覚症状の調査でも、男性1位、女性2位と多くの方が悩まれています。今まで施術をさせていただいたお客様で一番多い症状でもあります。
なぜ、これだけ腰痛が多いのか?
それは人類の進化にあります。はじめ四足歩行だった人間も直立二足歩行になりました。合わせて背骨も進化し、S字カーブを描いて負担の分散するよう二足歩行に対応しました。
それでも腰にかかる重力付加は大きいので、ちょっとした姿勢のバランスが崩れてしまうと筋肉に負担が増え、痛みや重さ、違和感が出てしまうからです。
腰に負担をかける要因として、重力の付加だけでなく、スポーツ、肉体労働、加齢、肥満、喫煙、運動不足、癌や結石など内臓疾患、ストレスなどもあげられます。
腰痛にはどんなケアが必要なのか?
腰痛の8割~9割がレントゲンやMRIなどの画像検査をしても、原因が特定しきれない症状と言われています。腰痛と一言でいっても原因はさまざまなのです。関節が動かなくなっている場合、筋肉が痛んでいる場合、神経が原因となっている場合など原因によってもケアの仕方が変わってきます。
また、腰が痛いといって腰に原因があるとは限りません。足首や土踏まずが原因だったり、歯のかみ合わせが原因だったり。
腰が痛いから腰を揉む、暖めるといったケアではなく、体を全体的に検査をし、腰痛を起こしている原因を特定し、原因に合わせたケアを行うわないと、改善しません。
過去にいろいろなパターンの腰痛を見てきました。どこにいっても良くならないとあきらめる前に、ぜひ一度ご相談ください。
腰の症状として、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、脊柱間狭窄症、圧迫骨折などなどは、今後少しずつ紹介していきます。