体のためになる水の摂り方
こんにちは。院長の伊木です。
梅雨のような天気が続いています。湿度の高さにマスクの蒸れが加わり、毎日の通勤通学で疲労が蓄積している方が多いはずです。
実際、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなります。体から汗を出して行う体温調節が難しくなるからです。むくみや疲労感などの不調が出やすくなります。夏の水分補給について、ぜひ自分の体調に合わせた対策を取るようにしましょう。
飲んでもすぐにトイレに行きたくなる、飲んでも飲んでものどが乾くなどが思い当たる方はいませんか?もしかしたら、気を付けて飲んでいる水分が体の必要なところに届いていないかもしれません。
のどが乾いた時、水分を必要としているのは体のどこでしょうか。胃に水が溜まればいい訳ではなく、胃腸から吸収された水分が体の細胞まで届いて、体の水分不足が解消されます。
体のすみずみまで水分を届けるために2つのことを気にかけて過ごしてみてください。
まず1つ目は、飲み物以外から水分を摂ることも意識することです。食事の時のみそ汁やスープは塩分も栄養も摂れる水分です。ごはんにも水分がしっかり含まれています。今が旬のきゅうり、トマト、すいか、メロンなどには水分もビタミンミネラルも豊富で、ただの水より体への吸収が良いと言われています。(以前この話をお伝えしたお客様は、祭りで熱中症になりかけた時、屋台のきゅうり一本漬けをかじって体が生き返るのが分かったと感じた経験の持ち主でした!)ぜひ、食事から摂る水分も頼りにすることをお忘れなく!
2つ目は体を動かすことです。摂った水分を細胞に運んでくれるのは血液です。つまり、血流が良くなければ体は潤いません。しかも、太い血管から毛細血管へ進んだ後、毛細血管の末端からにじみ出てやっと細胞へ届くことになります。血をすみずみまで送るために筋肉を動かして血流を促しましょう。水分や栄養が届きやすくなるだけでなく、細胞からの老廃物の排出も助けます。クーラーで体が冷えるのも血流が悪くなる一因です。とにかくこまめに体を動かしましょう。