ニュースを見て感じた漢方のすごさ
こんにちは。院長の伊木です。
「冬に朝起きられないからと言って、なまけ者だとは言えないかもしれません」「冬は夏より長く寝ることが必要だと科学的に証明されました」こんな話がテレビから聞こえてきて、思わずニュースに釘付けになりました。
解説によると、冬は気温の低さや、日照時間の短さで、レム睡眠の時間が長くなる。その分、深い眠りであるノンレム睡眠の時間が削られ短くなってしまう。すると体や脳を十分休めることができないので、少しでも長く眠っていたくなる、と考えられるとのことでした。
興味を持ってテレビを見ながら嬉しくなってきました。これは漢方で言うところの、冬は早起きするべからずだ!
食事法を学んだ際に漢方や東洋医学の考え方も学びました。人間は自然の一部であるという大原則の元、積み上げられてきた経験や知恵の集大成が漢方や東洋医学です。
自然に沿った暮らし方のひとつが、日の出日の入りに合わせた生活です。日の出が早い夏は早起きが良くて、日の出が遅い冬は早起きをすると体調を崩すとされます。今の生活でこれを実践することは難しいですが、気候が全く違うのですから、過ごし方が変わるのも当然ですよね。
何百年も(もしかしたら何千年も?)前から分かっていたことが、今科学で証明されたと考えると、漢方ってすごくないですか。
科学で証明されていないから間違い、とは言い切れないこと、そして、自然を無視したら健康にはなれないことを、再認識しました。